TARO BLOG

住宅設備のインターネット販売を行う、サンワカンパニー代表取締役社長山根太郎のブログです。山根自身の取組みや日々感じていることを発信していきます。

住宅事業について

7月初旬に《ASOLIE:アソリエ》という、全国の工務店対象にデザインネットワークを構築し、デザイン性の高い住宅設計を可能とする新サービスの開始をプレスリリースで発表しました。現在、加盟店募集セミナーで全国を回っているのですが、想定を上回るペースでお申し込みを頂いており、大変驚いております。

 

さて、当社は建材や住宅設備機器をインターネットで販売する事をメインの事業としておりますが、これまでお客様から「御社で家ごと建ててほしい。」「御社の製品を使用できる工務店を紹介してほしい。」というお声を多数頂戴してきました。それを実現したいと思い、最初に検討したのが規格住宅という案だったのですが、それでは結局お客様の要望を無視したパッケージ商品を押し付けることになってしまいます。

 

そこで考えたのが、《ASOLIE》というサービスです。デザインや納まりの美しさとは何か等を”デザインコード”として言語化し、全国の加盟工務店に提供します。これによって加盟工務店の皆様と共に、自由設計でありながら、サンワカンパニーらしさを表現できる家を提供できるようになります。

 

住宅市場は他業界と違って大手が最大シェアというわけではなく、新築の木造住宅で一番多くの市場シェアを占めているのは地域ビルダーの集積です。その地域ビルダーの皆様と組むことによって本当に日本の住宅の底上げをしていきたいと思っています。

 

まずは第一段階として、デザインコードによる意匠性向上のお手伝い、そしてSNS、WEBサイトからの集客と送客を行います。

 

また、現在兵庫県の芦屋市に、このデザインコードを用いて設計したフラッグシップハウスを2022年春頃竣工予定で建設中であり、こちらで加盟店向けの研修や個人のお客様向けの内覧ツアーなども開催予定です。

 

そして最終的には、当社自体で土地の仕入れや紹介、当社製品のみならず他社製品も集中購買をかけて提供、工程管理をIT化し、発注と納期管理を自動化する等、加盟工務店の皆様のソフト面での困りごとをすべて解決する仕組みを作りたいと思います。

 

なお、工程管理や発注・納期管理については、全てのお客様にご利用頂けるようにしていきたいと考えていますが、第一段階のデザインネットワークに関しては、こちらから送客する都合上、どうしてもエリア制になってしまいます。そのため、加盟ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

 

一緒により多くの人に満足して頂ける空間を提供できればと思います。

 

くらしを楽しく、美しく。

 

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これからの若手に期待すること

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新卒採用を初めて5年。さらに意識的に社内の若返りを進めた結果、2014年の私の就任時に社員の平均年齢が40歳ほど(※1)だったのに対し、37歳ほど(※2)まで下がりました。

 

また、社長就任時の2014年から、色々な大学の非常勤講師やゲストスピーカーをさせて頂いています。当時私は、同じく講師を務める経営者の中では断トツに若い30歳で、教授からも『今日の講師の方は比較的皆さんと年齢も近い方です。』と紹介して頂いていました。しかし、私も今年で38歳と気づけばほぼ大学生の倍の年齢となり、以前と同じようには紹介してくれなくなりました (笑)。

 

私が社内外の若者と接して毎回驚かされるのは、ITに対する適応能力や社会問題に対する意識の高さです。

 

一方で残念に感じる部分も少しあります。大学の講義レポートは毎回全部に目を通すのですが、ごく一部の起業志望者以外は全員が『現役の経営者の話が聞けて就職活動の参考になりました。』と書く現状にはガッカリしてしまいます。せっかくの貴重な4年間を企業の人事に好まれる人間になるために使って欲しくないと思います。

 

社会人になってからも同様で、『まだ若手のうちは』と遠慮しているような気がします。”若手のうちは下積み”という文化は、オジサンの若手時代にそうだったから、今の若者にも下積みをさせないと自分が損した気になる、というオジサンの勝手な都合だと思います。そもそもインターネットもスマホもなかった時代の『下積み』とやらが一体どれほど役に立つでしょうか。

(自己研鑽しなくてもいいという意味ではありません。何歳になっても勉強は必要です。)

 

アインシュタイン一般相対性理論の元となる特殊相対性理論を世に発表したのは、彼が26歳の時。つまり世界を変えるような閃きが生まれるのは、頭が柔らかいうちです。若者でいられる時間はそう長くない。もっと自分の考えを出すことに積極的になって欲しいと思います。

 

先日子供に、「テレビでやってたけどパパの携帯番号は090だし、メールで「!」マーク沢山使うからオジサンだね。」と言われてしまいました。否定しません、38歳はオジサンです。

 

オジサンになった自分がすべきことは、社員であれ、学生であれ、若手起業家であれ、若者の閃きが世の中を変えるサポートをすることです。若者が輝けない社会に未来はない。

微力ながら全力でサポートするので、もっと暴れて欲しいと思っています。

 

 

(※1)2013年9月有価証券報告書より

(※2)2020年9月有価証券報告書より

ショールームの在り方

ここ最近は何かをすれば分断が生まれるような気がして、発信するという事から遠ざかっており、気付けば昨年1月以降1年5カ月ぶりのブログ更新となってしまいました。

 

今回は6月16日に移転リニューアルオープンする新東京ショールームと、それにまつわる未来の話をしようと思います。

 

ショールームの新設・移転は、2019年1月の仙台以降、2年半ぶりとなります。

これまでは全て大通りの路面店に移転増床、もしくは新設だったことからすれば、路面店から空中階への移動は意外かも知れませんが、これも昨今の情勢を踏まえた中長期的な戦略の一つです。

 

コロナの影響で業績が悪いと思われた方はご心配なく。

直近の決算では売上は過去最高、営業利益も昨年の約20倍弱出ています。

 

これまでのように、大通りの路面店もしくは大阪グランフロントのようなランドマーク的商業施設に出店するというのは、あくまでその通りや施設に多くの人が往来して初めて意味があります。商品や世界感、ブランド名を交通広告のように露出できるからです。住宅設備や建材のように、多くの消費者の方が一生に1度か2度しか関わることのない業態において、認知を獲得するために今でも非常に有効な手段だと考えています。

ただ、新型コロナの影響で大都市圏の人の往来は激減し、肝心のショールームも予約来場しか受け入れられません。であれば、路面店である必要もないので、前ショールームからお客様の利便性をほとんど変えない場所の空中階に一旦移すという判断をしました。

 

一旦という表現をしたのは、いつになるか分かりませんが最終的にはショールーム兼オフィスの自社ビルを建てたいと思っているからです。

 

もちろん空中階だからと言って世界観の表現は一切妥協しません。今回からデザインディレクターも若返り、ミニマルコンセプトはそのままに自然をテーマにしたこれまでとは違うテイストになっています。ぜひ新しい東京ショールームをご堪能ください。

 

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移転リニューアルオープンした東京ショールーム エントランスの様子